例年、いつもであれば、建築途中の様子を観ていただくための「現場見学会」を催していたのですが、「暮らしぶりが分かる完成見学会も良いのでは……」というお声に応え、昨年建築された展示場において見学会を開催いたしました。
「家具のある生活感が、一そう夢を大きくさせてくれますね……」と、ご好評。
第一日目、4月13日(日)はオルゴール奏者(カード式手回しオルゴール)の臼井則孔さんをお招きし、懐かしい童謡や子守唄などで和ませていただきました。
自らを「シンガー・ソング・オルゴーラー」と称し、「世界に一人よ!」と、ちょっとエヘン顔の彼女。
心地よい昼下がりの陽をあびる中、ころ良く小鳥が鳴きはじめ、曲の合間に彼女が話はじめた。
「昔の私は良い人と呼ばれる事に一生懸命でした。良い子を演じ、善人を演じ、良い母になろうとしていました。そして、いつか本当の自分を見失っていく私に気づいてしまったのです。
今、こうして、オルゴールを奏で好きな歌をうたっていると、自然と鎧を脱いで、見栄も背伸びも忘れ、有りのままの自分に戻れるような気持ちになっていきます。」
その言葉を聴きながら、彼女の豊かな感性を形づくった物を少し知らされたような気がした私は、ちょうど数日前に読んだばかりの本の一文を思い出していました。(※でも、それは、本頁にとり蛇足であるような気もするので、ブログにて紹介します。)
お昼には焼きそばを振る舞い、皆でワイワイ。
展示場ログを建ててくれた木村大工さん……、今日はトンカチを持つ手にヘラを持ち替え、はりきってくれました。
焼きそば皿の上にのっているのは香ばしいカツオブシ?……と、思ったら、カンナの削りかす……。なんて事もなく、とっても美味しかったです。
「おかわり、くださーい」「こっちも、おかわりー」
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