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第3回 安曇野なごみ芸術祭

2009年9月5日(土)17:00
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報告!

第3回
安曇野なごみ芸術祭

安曇野へいわ芸術館 設立支援チャリティーコンサート

2009/08/30

「音楽とは、常に過去に向かって進行している……」
かつて、ポール・サイモンは言いました。
音楽という芸術が、他のそれと一つだけ違うとすれば、音は一所に留まってはくれない、ということ。
産まれた瞬間に消えていく、発した瞬間に終わっているのが音楽という芸術の宿命であり、哀しさである と。
産み出した瞬間、音楽は誰かのものになり、自分の歌は、歌った瞬間にもう自分のものではなく、聴いてくれた人のものとして、想い出になる。
だからこそ、作り手、歌い手は、その一瞬の命に全てのメッセージを託すのでしょう。
なるほど……音楽は、過去に向かって働き掛けるものなのかも知れません。

今年、短かった夏が過ぎようとしている8月最後の日曜、ようやく顔を出した太陽に歓迎されつつ、第3回「安曇野(なごみ)芸術祭」は開催しました。
そして、「和(なごみ)」すなわち「平和」な時を共有するために、聴衆と演奏者は集いました。

♪ 演奏者紹介

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影武者さん
こんなの初めて……と、安曇野の山に響くシンセサイザーの音色にビックリするやら、ウットリするやら……。聴衆の心に衝撃的感動を与えた。
常に誰かの影となり、心を癒す手助けをしたい……と、「影武者」という名の由来を話す彼は、その言葉の通り奉仕活動にも積極的。取り分け、全国に80数カ所あるという刑務所への慰問活動には心をそそいでおり、受刑者等の応援歌になれば幸い、という思いで作った曲「置き手紙…あなたへ」を静かに聴かせた。
その他、喜多郎の「シルクロード」や、山口百恵の歌唱で知られる「秋桜(コスモス)」など、誰もが馴染む曲を荘厳にアレンジして奏でた。


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香格里拉(シャングルラ)さん
「子供の目は奇麗だよね……キラキラ輝いていてさぁ」と、小谷の山に住み、自然回帰に根ざした児童教育を暮らしの糧とする、野俣俊隆さんらしい語り口調でステージは始まった。
その、静かに爪弾くギターにそぐふ矢口祥子さんの歌声もまた絶妙であり、かつて、ギター1本で世界の平和を創るんだ、とメッセージした若者たちの名残りを感じさせる。
戦時の悲哀を物語る、今西祐行氏の「一つの花」という小説(絵本)になぞらえた、同名のオリジナル楽曲の披露につづき、次のような、心に沁みる言葉を添え「一つの命」という歌を歌った。
「僕たちの命は、お父さんお母さん、お爺ちゃんお婆ぁちゃん……と遡り、26代先までいくと、1億3千4百万を超える先祖とのつながりを持つ。さらに30代を超えると、地球全部の人の数ほどになる。
僕らの命は、沢山の人の命がつながって今があるんだなぁ、っと実感する。
世界にただ一つの命の重さを感じながら、自分らしく精いっぱい生きていきたい。」


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沖縄チャンプル さん
当設立準備委員会の発起人でありシンガーソングライターの小林和彦さんが、合津さん、市川さん、宇瑠賀さんらの仲間たちと共に、感動の歌をプレゼントしてくれた。
沖縄戦の悲劇と平和への祈りを綴った「蒼の海」「南風の便り〜パイカジヌイヤリ〜」などのオリジナル曲をはじめ、ちょっと懐かしい歌も多く披露。
ビギンや夏川りみの歌唱で知られる「黄金の花」は、多いほどに喜ぶべきものではないお金という魔物への教訓を示し、終演の曲、「島唄」には、暗黙の平和への祈りを込めて熱唱。
「平和」といい「反戦」といい、「幸福」といい「優しさ」といい、小林さんの歌には、語らずとも強い納得を促す妙があり、常ながら感心する。


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● 徳原政雄さん/長瀬博さん
飛び入りで演奏してくださったのは、近所でラーメン屋を営む徳原さんと、ご友人の林さんご夫妻。それに、元中学校の音楽教師だった長瀬(声楽家)さん。
まず徳原さんが取り出したものは、何とノコギリ。その背に自家製の弓を当て、まるでバイオリンのように弾き始めたから驚き。近所で評判の〝のこぎりバイオリン〟の名人だということだ。
その伴奏に合わせ、林さんご夫妻のギターとキーボードが加わり、更に、長瀬さんの草笛(ウルトラルカラー使用)の音色による童謡などの歌で、会場は不思議な雰囲気に包まれた。


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大島和芳さん
当設立準備委員会の発起人でもある、洋画家の大島和芳さんが〈ミニ美術展〉さながらに会場に色を添えてくれた。
当日は絵葉書の展示販売だけだったが、安曇野の美しい景色を描いた絵は来場者の足と心を捉え、「来年は額絵も持ってきて、本当の即席美術館にしようか……」と気さくに笑う大島画伯であった。

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「平和、平和」と、拳をふりあげて叫ぶ人がいます。議論の中にしか平和は生まれないと、かたくなに信じる人もいます。
そうしたことを否定するつもりはありませんが、たまに、テレビの討論番組などを観ていても、互いの意見をぶつけあうばかりで、一人たりとも「うん、そういう考えもあるよね」と、協調するという場面を見ることがありません。
自分よがりの正義を振りかざして、対立する誰かとの戦いを繰り返すよりも、こんなふうに静かな気持ちで素敵な音楽を聴いていることの方が、ずっと平和な気分になれるような気がします。
堅苦しく「平和」と言ってみたところで、なにも国際間における戦争や反戦問題のことばかりではありません。私たちの、日常における平和……。怒らず、エゴを持たず、自分が嫌なことは他人にも言ったり したりしないということ。
その、当り前の事が当り前に出来る世の中が平和なのだと思います。

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8月30日の基金額:¥8,245
現在までの基金合計額:¥374,299

本当に、どうもありがとうございました。
お預かりいたしました皆様の誠意に心より感謝をし、有効に役立てさせて頂きます。
それでは、またお会いできることを楽しみにしております。
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