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安曇野へいわ芸術館 設立支援チャリティーコンサート

2008年5月5日(月)18:29
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癒しの散歩道
お陰さまの成功……どうもありがとうございました!!

芸術の振興を基に平和を訴えていきたい……。平和を〝考える〟というよりも、平和を〝感じる〟というような憩いの場所をつくるべく活動を進めている私たちは、建設資金を募るチャリティーコンサートをこのほど開催しました。
無償で演奏に駆けつけて下さった5人の心意気と、裏方に汗を流して下さった方々へ、感動と安らぎの一時を共に過ごせた喜びを分かち合い、心よりの感謝を申し上げます。
そして、沢山の拍手と共に真心からの基金協力を賜わりました皆さま、本当に、どうもありがとうございました。
当日は、強風と小雨の中、およそ50人ほどの方が聴きにきて下さり、¥27,837の基金をお預かりさせて頂ました。
皆さまの誠実なるご誠意を有効に役立てさせて頂きます。

以下に4組(5人)のアーティストの、プロフィールと演奏模様を所感を交えてお伝えします。

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牧美花(バイオリニスト)

1972年、長野市に生まれ、3歳よりバイオリンを始めるも、生まれながらの左手の障害により、人と反対にバイオリンを持つことでそれを克服。
「心」「自然の癒し」「平和」をテーマにした彼女の音楽には、強いメッセージ性を感じさせる……。

彼女は真っ白なドレスの上にピンクの着物を無ぞうさにはおり、斬新ながらもあでやかな品をもった姿で舞台に立った。
彼女は、その白いドレスにまつわる思い出を話しはじめた。
それは、彼女の祖母が、戦時中に誰からか預かった一枚の布であった。
祖母は長野の田舎で農家をしていた。
そこへ、都会から野菜などの食料を求めて幾人もの人が訪ねてきた。
ある時、野菜のお礼にと、高価そうな白い布を差し出す人がいた。
その布を、なぜだか祖母は大切に箪笥の奥へと仕舞い、いつか母へと受け継いだ。
さらにある時、母は思い出したようにその布を手にとり、娘のステージ衣装をつくろうと針を取った。
彼女は言う……嗚呼、私は何と沢山の人の命と想いをもらって生かされているのだろうか。こうして、互いに命を助け合い、命をつなぎ、私たちは平和な今を過ごしている。
まったくの思いがけもしないことではあるけれど、ともかくも、命はありがたい……。
だから、平和への願いを、音楽をとおして多くの人に伝えていきたい。
ひとしきり語りおえると、不世出のチェリスト、パブロ・カザルス(1876-1973)が詠んだ「君は奇跡」(クリックで linkします)という詩を静かに読み聴かせ、そして、「鳥の歌」「アメージンググレイス」「さとうきび畑」「故郷」などの曲を奏でながら、おもむろに舞台から客席へと降りていった。
一人々々の目の前をゆっくりと歩きながらの演奏は、時に観客の涙すら落とさせた。
マイクさえ通していない彼女のバイオリンは、そうとは思えないほどの強い響きを私たちの胸にとどかせた。
それから、彼女の母(牧豊子さん:詩人)が舞台へ招かれ、娘への想いと平和への願いを綴った自作の詩を朗読し、クライマックスとなる「ZERO LANDMINE」「希望への讃歌」へと曲はつながれ、歓喜の終演をむかえた。
これほどまでに心をうたれた演奏会は、私にとって初めてのことかもしれない。
拳を振り上げずとも、叫ばずとも、戦うための武器など持たずとも、一つの楽器さえあれば平和はつくれるのだと、そう教えられたような気がする。

影武者(シンセニスト)

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シンセサイザー音楽の先駆者『喜多郎』との出逢いにより、幻想的な癒しの音に魅せられ、自らも作曲活動を開始。
その後、オリジナル曲とスタンダードナンバーをまじえ、県内外で意欲的な演奏活動を展開。独自の癒しの音楽を追求し続けている。
〝影武者〟という名の由来のとおり、誰かの影となり役にたちたい。多くの人々の癒しのお手伝いをしたい……。そんなささやかな想いから、全国の刑務所を慰問するなど、奉仕活動にも積極的に力をそそいでいる。

彼の指が鍵盤に触れた時、辺りの空気は確かに変わった。
あの喜多郎氏にして、「完成度の高い曲だ」と評させたオリジナル曲『時の破片』。
その音の波は、まさしく歌っているように感じた。
胸の奥に激しい鼓動を覚え、目をとじると、森の中に一人でいるような錯覚におちいり、思わず私は深呼吸をした。
少し変な言い方をすれば、脳を直に指で触られ、マッサージをされているような感覚とでも言おうか。ともかくも、シンセサイザーの音は、人間のみならず、動物たちにも心地よい安らぎを与えるらしいという話は本当かもしれない、と思う。おそらく、森羅万象すべてのものに共通する、命活性のリズムなのではないだろうか。
それから、いくつかのオリジナル曲に加え、「シルクロード」などのスタンダードナンバーを奏で、最後に山口百恵の歌唱で知られる「コスモス」を演奏した。
しかし それは、私たちが知っているあの曲ではなく、歌詞もないのに何故か胸を打つ説得力を持っていた。
全てのステージが終わったあと、アンコールがかかった。
彼は迷わず、慰問先の刑務所を行き来する中から生まれたという、『置き手紙……あなたへ』を演奏した。
「自分の中では特別な想いを込めて作った曲である」と言った、彼の心象が伝わるような気がした。
実に、〝壮絶的な癒し〟としか言いようのない一時を得た。

semence スマンス

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  • 及川帰秋(キーボード)
  • 河野雅彦(ギター&ボーカル)

2006年の結成いらい、路上ライブや野外イベントなど、県内外で演奏活動を精力的に展開。
植物は種から始まる……。芽吹き、育ち、花を咲かせ、実を結び、また種を落とす。
いろんな種をいろんな心に届けたい。そして、いろんな種をもらいたい。
そんなふうに思い、フランス語の〝種〟という意味の『スマンス』をグループ名にしました。
きっと、君だけの花を咲かせてほしい……そんな想いをこめて歌います。

こう語る彼らは、若者らしい爽やかなラブソングで会場を和ませてくれた。
かつて、「ラブ&ピース」と口々に伝え、ギター1本で世界は変わると信じた若者たちがいた。あの時代の息吹を彷佛とさせるような命が、いまの彼らに受け継がれている。

さよ

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キーボード弾き語りアーティスト
2006年、曲の創作を開始。ライブハウスや野外イベントなど、県内外で演奏活動を前向きに展開。自然の色や空気感を詩に乗せ、力強くも繊細な歌を奏でることで定評。

デビュー当時のユーミンを思わせるような、潔い歌唱で聴衆をすぐに引き付ける彼女の歌は、いったいジャンルでいえば何と言えばいいのだろうか。
とりあえず「ライフ・ソング」などという世にない呼び方をさせてもらおう。
〝勇気〟などと大袈裟な言葉を、たぶん彼女自身は拒むだろうか。
けれど、少なくとも下を向かず、ちゃんと前を向いて歩いていこうという気分にさせてくれるような、芯のとおった歌声だ。




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