安曇野へいわ芸術館 設立支援チャリティーコンサート
お陰さまの成功……どうもありがとうございました!!
盛況であった、先月、7月29日の小林和彦氏らによるチャリティーコンサートに引き続き、地元有志の音楽家たちの応援を受け、夏の終わりの芸術祭を催しました。今回は、地元で活躍する木工作家さんたちにも協力していただき、ミニ木工フェアを兼ねて楽しみました。
楽しい演奏と歌のプレゼントをくださった6組のアーティストからのメッセージをお伝えします。
いやしの沖縄音楽を歌ってくださった
「小林和彦 と 仲間たち」の小林和彦さん(シンガーソングライター)………
「日本で唯一地上戦がおこなわれた地……沖縄。沢山の尊い命が失われたこの島から、ささやかなメッセージとして、私たちは発信したいのです」。
今春、プロのギター奏者としてCDデビューをはたした
深沢要一(もとかず)さん(シンガーソングライター)………
「意味もなく生まれた人は一人もいません。だから、人と人が深く信じ合えたら、この世界は、もっと楽しく素晴らしいものになると思います」。
愉快なカントリーミュージック(ブルーグラス)と軽妙なトークで楽しませてくれた
「フィールド・オブ・ドリームス」の平出敏さとしさん………
「難しい問題はともかく、楽しい歌をうたう中から平和を考えていけたらいいですね」。
30年ほど前、珍妙な田舎ソングで大ブレークした「わさびーず」の
元メンバー、耳塚秀三郎さんと中村雅彦さんによる新ユニト「MEN’S=メンズ」のお二人………
「世界中でいっぱい哀しい事があるけれど、そんな時こそ日々の幸せを確かめあいながら、その想いを歌にしていきたいと思います」。
カッコよくてどこか懐かしいフォークロックを情熱的に歌ってくれた
「マーティン&シン」の池田伸さん………
「一人一人の力は小さくても、精一杯出していけば世界は変わる!そう信じて歌っています」。
最後の取りを飾ってくれたのは、ジャズやサンバから童謡・演歌まで、聴衆の顔を見ながら曲を即興演奏するという不思議なバンド「アイレ」でした。そのボーカル(リーダー)風麻(ふま)さんの歌と語りは、同じ時を共有した人すべての心の琴線を振るわすものがありました。
「『なごむ』と読む『平和』の『和』……平和がどうして素晴らしいのか……それは私たちの子供がずっと笑顔でいられるから……」。と語りはじめた彼女の歌と言葉が、ささやかな祭典の終焉を涙と感動と微笑みで飾った。
長崎で被爆した祖母の哀しい思い出を回顧する彼女は、62年後の今、祖母から負の遺産を受け継いでいる。二次被爆の隔世遺伝と思われる白血病だ。
それにも拘わらず、彼女は何一つの恨み言も愚痴も言わない。ただ、屈託のない笑顔を見せるだけである。
「戦争をする国が悪いと叫ぶこと、それを蔭に支援する日本という国をののしるのは簡単なことです。でも、一番大切なのは、戦争をしている国の人たちも、本当は愛を欲っしているのだと気づいてあげることではないでしょうか。愛が欲しくてたまらないのに、それを見ることができないでいる彼らは、傷つけあいながらも、手探りで必死に愛と平和を探し求めているという事実を知ってあげたいと思います。
白血病という病いが私に教えてくれたことは少なくありません。
例えば、私と一緒に白血病センターにいた子供たちは、七夕の短冊に「核のない世界、原子力のない世界が欲しい……」と書きました。そして、その子たちの多くはもういません。そんなことを5才の子供に書かせるような世の中を、いま日本はつくっているんです。
もし、私たちが誰かと喧嘩をした時に、握手をして『ごめんね』って言えたなら、きっと戦争はなくなるはずです。そして私たちが、ほんの小さな事にでも感謝をし、『ありがとう』と言うことができたなら、世界は変わるに違いありません。
遠くの友達に嬉しい知らせを伝えるために産まれたのが、音楽という世界最古の言葉です。音楽は誰も傷つけず誰もののしったりしません。だから私たちは歌うのです。
今日、ここに集った皆さんが、寝る前に一日を振り返る時、『あー楽しかったな』って思って『ありがとう』と言えたらいいなと願っています」。
彼女は目蓋にたまった涙をまばたきで隠し、また歌いはじめた。黄昏の風に涼む聴衆たちも、涙を拭いそれに唱和した。
それから終演までの時間……他出演者たち全員がステージに上がり、ついには聴衆までをも巻き込んでの大セッションで盛り上がり、終わりと別れを惜しみ合いつつの幕をとじた。
かたい話は御免だと耳をふさぐ青年がいます。辛い過去をたどるのは勘弁と目をふせる老人がいます。そして、何もしないことが平和につながるのだと留まる人もいます。
それぞれに言葉の理由は分かるけれど、ひとつだけ聞いてほしい言葉があります。
かつてマザー・テレサが言ったこと……「愛の反対語は憎しみではなく、無関心である」。
これからも私たちは、平和の象徴たる芸術の振興を基に、小さな灯火を伝えていきます。
どうぞ、応援をお願いします。
コメントをつける