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性能と特徴 200年住宅……

ギュンナルソンログの特徴

▲1918年 W.Stugan社 林産業に進出

▲1918年 W.Stugan社 林産業に進出

200年住宅!と言い切れる裏付けを話しましょう

北極圏にほど近い北スウェーデン・ノルランド地方の冬はとても寒く永い…。そのため森の木は非常にゆっくり成長し、おのずから繊維の目(年輪)が詰んだ堅く 丈夫な原木に育ちます。それが南北に延びる地形を持つスウェーデン国で、ノルランド地方の原木こそが最も良質で信頼性が高いとされる由縁なのです。
スウェーデンの森で百年育った木は、それが家という形に姿を変えた後も更に百年二百年と生きつづけ、住む人の暮らしを護ります。
「千年の昔よりスウェーデンの人々に愛されてきた、北欧の伝統を伝え継ぐこの家が、皆様の夢を育みますように……」そんな願いを込めて、私たちは森の木を伐り削ります。その想いが身を呈した木々たちに報い、自然と大地への貢献につながる唯一の礼儀であると考えるからです。


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1. なぜ〝スウェーデン〟の木にこだわるのか……

スウェーデンは、国土総面積のおよそ8割を雄大な森林と山河・湖が占めています。それ故に、人間は自然における客に過ぎないのだという謙虚さを常に忘れません。しかし、そのスウェーデンといえども、森林資源は決して無尽蔵ではありません。だから、彼らは森を護るために〝木を育てながら伐る〟といった植林計画を昔から行っています。
そのように、林産業に特に高い誇りを持つスウェーデンでは「樹齢70年以下の木は伐採してはいけない(認可を得て行う簡抜は例外)」というふうに法律で決められています。それに、含水率基準は18%以下でなければ、建材や家具などとしての製品化が認められません。
更に、国外への輸出に際する検査基準は、一層に厳しいチェックがなされます。ですから、スウェーデンから我が国日本へ来るログハウスなどの木製品は、言ってみれば、総てがスウェーデン国のお墨付きと言えるわけです。

▲1953年 伐採木輸送のための特殊キャタピラを開発

▲1953年 伐採木輸送のための特殊キャタピラを開発

▲1968年 森林伐採のための重機を開発

▲1968年 森林伐採のための重機を開発


2. なぜ〝W.Stugan〟のログが良いのか……

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私たちが日本市場へ提供するログハウス用の材は、樹齢100年以上のものを使っており、また、建材としての強度を一層高めるため、製材に際しての水分含有量 は15~13%程度にまで下げたものを製品としています(ちなみに、JIS規格では19%以下であることを目安にします)。
結果 、国の検査基準を更に上回る精度である故に、亀裂・歪曲・セトリングなどの劣化が極小となり、おのずと長寿命・高耐久のログハウスとなるわけです。
それであるがために、本来スウェーデン産のログハウスは大変に高価であると定評されていました。しかし、良い物は高くて仕方がないといった印象をユーザー様に植え付けてしまうのは不本意なことです。
  そこで当社は、徹底した経費削減に努力しました。宣伝広告費・営業経費・運営維持費等の具体的な諸掛費用をできる限りおさえる一方で、品質の充実に努めご提供しております。「どこよりも安く」という投げ売り的感覚では決してなく、「良い物を適正価格で」という、お客様本意主義(顧客側のメリットが優先)こそが経営の基本姿勢であるべきと考えています。

3. 樹齢と耐用年数について……

90mm厚ログ

※以下、写真をクリックすると拡大します。

66mm厚ログ

日本最古の丸太組み工法(ログハウス)とされるのが東大寺の「正倉院」であり、創建は756年ころと推古されているので、裕に1200年を超えます。

この歴史が語るまでもなく、経年につれ弱くなる鉄・コンクリート・新建材などに対し、無垢の木は時とともに強度を増すことが知られています。

例えば、樹齢100年のものであれば、伐採後約100年に最も牽引《けんいん》強度・圧縮強度が強くなり、それは数百年間変わりません。そうして、およそ800年を超えると徐々に役割を終える準備をはじめ、少しずつ朽ちて寿命を迎えます。
その意味においては、「ログハウスの耐用年数は?」と、尋ねられれば「800年以上です!」と、答えても間違いではないでしょう。しかし、実際には風雨などの厳しい自然環境にさらされ、負の諸条件に耐えて建ちつづけるわけですから、そう理屈どおりにはいきません。
ただ、確実に言えることは、日本より遥かに過酷な環境である北欧の地で何百年という長きを過ごし、今も住み継がれているログハウスが無数に在るという事実です。
ですから、適切な保護メンテナンスさえ怠らなければ、他工法で建てる家よりも超長寿命であるのは紛れもなく、優れた家を代々継承するという事は、それ自体が尊い文化であり遺産と言えます。


4. 論より証拠……

下に示す写真は日本における建築実績第一号のものです。

1994年、新築時(山梨・下部町)


2019年、築後25年経過の同物件



▲※塗装劣化の他は、セトリングによる隙間・
歪曲・亀裂などの現象はほぼ認められません

5. 火事に強く〝ECO〟なログハウス……

そもそも、木は火に燃えるもの……。しかし、実は木が燃え尽きて全焼してしまうというのは稀なこと。それは何故かと言うと、木は燃える時、表面のおよそ20~25mm程度まで燃えると、あとは炭化して消えてしまうからです。しかも、その耐燃焼時間は、樹齢の詰まった堅い木であるほど優位です。
逆に、有毒ガスを発生させながら〝あっ〟という間に延焼してしまう新建材や、構造材・階段などが熱で曲がってしまう鉄骨の方が危険だと言えます。
また、木はCO2を吸収して育ちますが、逆に、鉄は1トン作るのにCO2を6トンも排出します。それ故、森林資源の有効利用こそが地球温暖化をくい止める一助となるわけです。


6. 土台部分の防腐処理について……

「シロアリも歯が立たない」と言うほど堅い北欧パインではあるのですが、取り分け雨や湿気に接しやすい土台や外部デッキには、欧州各国で最も信頼性が高いとされる〈Wolmanit® CX〉という加圧浸透処理を施しています。
もちろん、無公害の木材保護剤としての認可も受けているので、人体や環境にも優しく、安全・安心です。

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27_00木材保存材「Wolmanit® CX」について

7. 小さいけれど大きな特徴……

下のログ材断面写真をご覧ください。
ログの上下に小さな出っ張りがあるのが分かるでしょうか(⭕️印の部分)。通常、他社製ログハウスの場合、外から雨水が毛細管現象により内へ侵入するのを防ぐため、ログの重なり部にパッキンやコーキングを詰めたりします(それを行わないログハウスは、必ず不良な欠陥が現れます)。
ところが、当社ログハウスは、特殊な特許加工によりそれが不要です(角のノッチ部分のみはコーキングを充填します)。
つまり、この出っ張りにより、ログとログの間に約3mmほどの隙間ができ、雨水が切れて落ちてしまう仕組みになっているからです。
これは他社製品には類似のないものであり、家の寿命を延ばす大きな要因の一つになっています。


8. ログハウスに住む効用……

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壁そのものが天然の木であるため、吸湿および呼吸性に富んでおり、そのため、冬期の結露やカビの問題はほとんどありません。
また、自ずと空気を清浄化させる効力と、居住者の精神を安定させる効果につながります。
その不思議な力は、樹木の新陳代謝により分泌される『フィットンチッド』と呼ばれる成分の副産物であり、それは特に、北欧パインの樹液に含む精油成分の中に最も多く蓄積されており、経年の後も比較的失われない木の香りと共に人を癒します(森林浴のような爽快感)。

それを裏付ける、ある実験結果を以下に紹介します。一つめはアメリカで行われたネズミ(ラット)によるものです。
木の箱と鉄筋コンクリートの箱を数個ずつ用意し、それぞれにネズミを住まわせます。
すると、コンクリートの箱に入ったネズミは日を追うごとに食欲と健康状態が悪化していき、ついには精神の安定と活動能力失い死んでしまうという可哀想な結果となりました。
対し、木の箱の方のネズミは全て正常・無事に長命しました。

もう一つは、もっと単純なものを日本で行いました。
実験室に厚い木の板とコンクリートの板を用意します。そして、そこに志願した被験者の学生を一日じゅう座らせておき、何をするのも自由に任せます。
そうして、それぞれの学生の集中力と精神安定度を計測したところ、ネズミの時と同じく、木の板に座った者の方がもう一方より約3倍の好データが出たというものです。
これらの結果から、木とコンクリートでは、私たち自らが発する快感物質(ベータエンドルフィン)の出方が反比例しているという結論が導き出されるわけであり、つまり、人は目に見えない自然の神秘(ちから)によって生かされているという事が理解できます。

< 坂本龍馬の独り言-3 >

ワシは天井の低い部屋におって刺客にやられてしもうたけー、とにかく天井の高い広か家がええのう。

(7つの龍馬がどこかに隠れています。さぁ、探してみてください。)