親父が残してくれた、築40年を超える古家を建て替えたいんだけど……
と、ご相談に訪れたO夫妻。
以来、3年越しのお付き合いの中で、ゆっくり夢の計画を進め、このたび、ようやく完成の喜びを迎えました。
「住まいが千葉なので、管理も行き届かぬまま老朽化してしまい、めったに立ち寄らなくなった別荘ではあるけれど、昔、此処で受験勉強したり、親父や家族たちと過ごした夏の想い出が忘れられません……。
だから、リフォームしてもう一度使おうかとも考えたのだけれど、それも限界を超えている。でも、どうしても手放す気持ちにはなれず、悩みつづけて年ばかり過ぎてしまいました。
けれど、こうして、思いきってスウェーデンのログハウスを建てたのは最良の選択だったと満足していますよ。
これからは、このログハウスが、子供や孫たちの想い出を育んでいってくれるのだろうと思い、やっと安心できました。
今は、このテラスに腰かけて、コーヒーを飲むのが何よりの楽しみです。」