近年注目を集めている「スマートログハウス」。スマートハウスはAIやIT技術を用いて省エネを最大限に実現し、ログハウスは「ログ(丸太)」を主な構造材としてつくることで古代的でお洒落な住宅を実現しています。
スマートハウスとログハウスの見かけは大きく違い、スマートハウスは近代的で小洒落た家が多く、ログハウスは古代的な木の温もりを感じる家が多くなっています。
そのふたつを併せ持った「スマートログハウス」に住むメリットについてご紹介していきます。
スマートハウスとは?
スマートハウスとは、IT(情報技術)を活用し、家庭内の家電や設備機器を制御することで、エネルギー消費を最適に制御する住宅です。2011年頃から大手ハウスメーカーも相次いでスマートハウスを市場に投入し、今もなお注目の的となっています。
エネルギー消費を最適に制御する『核』を担っているのが「HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)」です。HEMSとは、太陽光パネルなどの発電設備と家電や設備機器などをネットワーク化することで使用量の見える化や、省エネ喚起を促してくれるシステムです。
スマートハウスの最大の特徴が「創エネ」「畜エネ」「省エネ」の3本柱となっており、太陽光発電でエネルギーを創り、住宅用蓄電池にエネルギーを蓄え、HEMSシステムにより最適なエネルギー配分を行っています。
Gotechjapanではスマートハウスについて分かりやすい説明が紹介されています。
ログハウスとは?
ログハウスとは、丸太を積み重ねた壁によって構成される住宅で、「丸太組み工法」とも呼ばれます。一般的な日本の家は「ツーバイフォー工法」や「木造軸組工法」が多く、柱や梁を主な資材として建築されます。
一方のログハウスは、丸太を重ねた強い壁で家を支えるため、自由自在の大きな室内空間を作り出すことができ、一般的な住宅と一味違う間取りの実現ができます。また、外観も丸太がメインとなるため、古代的でお洒落な住宅が完成します。
スマートハウスに住むメリット
私たちの暮らしがより便利になるスマートハウスに住むメリットを大きく分けて2つ挙げていきます。
1.光熱費が削減できる
スマートハウスの最大のメリットが「光熱費削減」です。一般的なスマートハウスには、太陽光パネルや蓄電池、HEMSシステムが標準装備されています。それにより、電気は自動的に創られ、創られた電気はHEMSによって最適に配分されます。
また、蓄電池によって太陽光発電が起動しない雨の日や夜間、災害時なども安心した電気供給を行うことができます。
2.エネルギーの見える化
スマートハウスでは、HEMSシステムを活用することで、電力の使用量を細かく見極めることができます。しかし、通常の住宅では毎月の電気使用量などは確認することができますが、各家電や設備ごとの使用量は確認することができません。
「エネルギーの見える化」は省エネを実現するうえで最も重要な手段であり、家電や設備ごとの使用量を見直すことでエネルギー消費の最適化を図ることができます。
ログハウスに住むメリット
1.耐震性や耐火性が強い
1本1本の丸太を組み上げて壁がつくられているログハウスは、地震が発生しても丸太同士が摩擦を起こし、その摩擦力で揺れを吸収してくれるため、とにかく耐震性が強いという性能を持っています。
また、ログハウスは太い丸太が使用されているため、火災が発生しても全焼することは少なく、耐火性にも優れています。
2.リラックス効果抜群
ログハウスの大きなメリットの一つに、ログハウスならではの空間のもとで心身共にリラックスした毎日を送れるという点があります。
木に包まれているからこそ感じることのできる安心感やリラックス効果を常に実感することができ、健康的な暮らしを手に入れることができます。
まとめ
スマートハウスが持つエコや住みやすさを追求したテクノロジー、そしてログハウスが持つ温かみ。その両方を合わせた「スマートログハウス」いかがでしたでしょうか。
現代的な暮らしやすさと自然の安らぎを組み合わせた癒しの空間をマイホームで手に入れることができたら最高ですね。
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